グルメ【スタッフが呑む – その九】開当男山酒造「オーク樽貯蔵 大吟醸」
(2021.03.31 09:00)
南会津では、豊かな大地の恵みと綺麗な水を活かして酒造りが行われています。日本酒、米焼酎、どぶろく・・・丹精込めて仕込んだお酒からは蔵人たちの情熱と愛が伝わってきます。
おいでよ!南会津。スタッフが、南会津のお酒を自分なりのシチュエーションで、南会津の肴で呑んだレポートです。個人それぞれの感性でお伝えしますので、やや主観的な表現かもしれませんが、どうぞご容赦ください。
開当男山酒造 |
創業は享保元年(1716年)。創始者の当家3代目渡部開当(はるまさ)の開当がそのまま銘柄となっており、以来14代、300年にわたり寒冷地を生かした独自の酒造りに取り組んでいます。
寒仕込みの間、蔵元・蔵人とも一切手を抜かず、代々伝えられた力と技を受け継ぎながらも、大型冷蔵設備の導入、吟醸専用の仕込み室を設けるなど、キメの細かい酒造りも行っています。 |
オーク樽貯蔵 大吟醸 |
アルコール度 17度~18度 |
精米歩合 50% |
通常の樽ではなくオーク樽を使用して貯蔵・熟成 |
南会津の美味しいものと地酒を呑むシリーズも9回目。今回は開当男山酒造の「オーク樽貯蔵 大吟醸」をいただきます。
名前の通りワインやウイスキーを貯蔵するオーク樽で貯蔵・熟成させた大吟醸酒です。ワインのフルボトル瓶にコルクの栓、ラベルもまるでワインです。
開当男山酒造では、このお酒はワイングラスで飲むことをおすすめしています。用意したワイングラスでいただいてみます。
おぉぉーっ!口に含んでみると、もちろん日本酒ですし、大吟醸の華やかな香りとフルーティーさもあります。そして、ワイングラスで味わっているせいもありますが、その奥からオーク樽特有の香りが広がってきます。
日本酒なのにウィスキーやワインのような印象を併せ持ち、初めはとても不思議な感じがします。でも、飲み進むにつれて奥深さを感じるようになりました。
さて、今回の肴は
・ミニトマトジャム(土っこ田島ファーム)
・栃蜜(桧枝岐養蜂場)
・きのこのしょうゆ漬け(会津田島のきのこ屋)
・打ち豆(土っこ田島ファーム)
の4種類です。
見た目も味わいも「洋」な感じのお酒ですので、今回の肴もまるっきり「洋」にしてみました。
頭にいろいろとイメージは浮かぶのですが、私にできるのはここまで。フランスパンを買ってきて上にのせる「ブルスケッタ」!
・ブルーチーズの栃蜜かけ
・トマトジャムにミント添え
・ベーコンにきのこしょうゆ漬けのせ
・付け合わせの打ち豆
手をかけずサッと作ったにしてはまあまあの出来栄えのような気がします。
オーク樽貯蔵のお酒だからでしょうか。こんな洋風な肴の味をしっかり受け止めてくれます。
ブルーチーズ、ベーコンといった強い香りを受け止め、自身の独特な香りもちゃんと主張するお酒ですので、ワインやウィスキーにあう肴ならばなんでもいけるのでは、と思ってしまいました。
とても人気のあるお酒で手に入らないこともあるのですが、今回このお酒を担当することができて嬉しかったです。
南会津のお酒・・・深いです。
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