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お知らせ【スタッフがゆく】7月23日 会津田島祇園祭に行ってきました!


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会津田島祇園祭 7月23日 渡御祭

 

 

国指定重要無形文化財指定の会津田島祇園祭は日本三大祇園祭に数えられています。毎年7月22日~24日に開催されています。二日目の渡御祭では、日本一の花嫁行列と称される「七行器行列」が行われ、県内外からの観光客で賑わいました。

 

行列の先頭を歩く2人の男の子は「七度の使い」と呼ばれる。袴姿に草鞋を履いて、手水を使い社頭にての参拝を6度繰り返し、7度目は本陣に戻り七行器行列の先頭で参向し、お党屋への御神幸を願う最高の尊者として参拝します。

  

会津田島祇園祭は、鎌倉時代(1185年頃)、時の領主長沼宗政の祇園信仰により、祇園の神(牛頭天王須佐之男命)を神としてまつり、祇園祭の制を定め、旧来よりの田島鎮守の田出宇賀神社の祭りと共に行われた事が起源とされています。

「お党屋制度」とよばれる、現在9組の当番お党屋組が1年神主の党本の家を支えて祭事を担当する制度によって運営されています。9年目に巡ってくる当番お党屋を中心に、去年のお党屋組「渡し」と来年のお党屋組「請取り」3組が織り成す祇園祭は、1年を通した3年かがりの大行事です。

  

「七行器(ななほかい)」とは、七つの器を意味し、濁酒の御神酒・赤飯・鯖を盛りおさめて、お党屋組で両親持ちの男女が奉持して奉献する神事です。祭礼中の最高の儀式として奉仕されます。

  

早朝の7:50分頃、当番お党屋を出発します。今年の当番お党屋は、奈良屋さんでした。七行器行列は、田出宇賀神社への奉献行事ですが、現在は熊野神社への奉献行列も続くので、更に三つの行器を加えて十行器を数えます。

豪華絢爛な花嫁行列の参加者は、地元の高校生や県内外からの参加者もいるそうです。

 

美しい花嫁の行列を一目見ようと、沿道には大勢の人々が集まっています。

 

神社への奉納が終わると、神社駐車場では、太鼓演奏が始まり、威勢の良い太鼓が鳴り響いていました。

手水舎には、風鈴が吊るされていて、風が吹くたびに涼を感じる事が出来ました。

 

お党屋本陣前には、神礼を奉持して渡る土橋が架けられています。振る舞いの麦茶は、そば椀を使っていて奈良屋さんならではの粋な心遣いです。

 

田出宇賀神社から出発した神輿は町内を廻り党本へ到着します。神輿が出発し、町内を廻ります。

   

神輿が出発する前には、「御立触れ」が出ます。波に千鳥の裂け羽織、5色の欅がけ、内に女性の反物を着て、女帯を前で結び、頭は板冠を載せて太紐で結わえ、右手に赤房付の軍配を持ち、草鞋で歌舞伎の六方を踏む様な身振りと共に触れ歩きます。

   

神輿渡御に供奉する保露武者から授かる「保露花」と呼ばれる造花は、縁起物とされています。

  

16:00からは屋台運行。子供歌舞伎の移動舞台で前半部分が舞台、後半部分が楽屋です。歌舞伎を披露する家の前への巡路をめぐって、世話人同士のかけひきが続きます。舞台は軌道修正を繰り返しながら「オーンサーンヤレカケロ」の子供達の声援を受けて、屋台を引き回します。午後からの急な雨が降り続く中でしたが、シャンギリが鳴り響く中、傘を持って多くの人々が屋台を囲むように集まりました。

   

  

屋台の上では子供歌舞伎が上演され、会津田島祇園祭2日目のクライマックスが幕を閉じました。

 

会津田島祇園祭に足を運ばれた皆さまは、様々なシーンをカメラで撮影されていた方も多くいらっしゃいました。

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