スポット

奥会津博物館 南郷館(おくあいづはくぶつかん なんごうかん)


Loadingお気に入りに登録お気に入り一覧
奥会津博物館 南郷館写真

南会津町観光見る・観る

奥会津博物館の南郷館は伊南川の漁撈用具、奥会津の燈火用具、麻織用具と麻製品、屋根葺用具と火伏せの呪具、南郷の歌舞伎衣装が展示されています。
保存されている曲家、山内家県指定重要文化財(1753年建築)と斉藤家町指定有形文化財(1780年建築)中を見学することもできます。
また、水車小屋ののどかな響きは古の暮らしへタイムスリップできそうです。

住所
〒967-0631 福島県南会津郡南会津町界字川久保552
TEL
0241-73-2829
営業時間
9:00~16:00
※火曜休館日
※冬期間休館(11月下旬~4月下旬)

《 伊南川の漁撈用具 》(昭和50年(1975年)度 福島県有形民俗化財指定)

尾瀬を源流とし、檜枝岐村、南会津町伊南地区(旧伊南村)、南会津町南郷地区(旧南郷村)、只見町を流れる伊南川。その伊南川での漁法を大きく変えたものに、昭和8年(1933年)ころの新潟県阿賀野川の発電所工事があげられます。

それまでは、マスが産卵のための伊南川へと遡上していたため、マスの稚魚ヤマメなどが多く獲れました。しかし、阿賀野川に発電所ができてからは、マスやヤマメ、アユなどは姿を消し、漁具類は次第に使われなくなりました。
展示されている漁具は、日々をこの流域で生活してきた先人の残してくれた、民族資料として重要な品々です。
南郷館の1階には、特に伊南川流域で使用されたた漁具類を重点的にとりまとめ、保管・展示しています。

奥会津博物館 南郷館

 

《 奥会津の燈火用具 》(昭和54年(1979年)度 福島県有形民俗文化財指定)

炉の火が家の中の唯一の「アカシ」であった時代から昭和の初期まで、南郷地域で実際に用いられてきた燈火類を全て収集したそうです。奈良時代(710年代)からあったといわれる燧石やほくち、鎌倉時代(1200年代)から用いられたというひで鉢、江戸時代(1600年後半)の短檠、行燈、手燭、燭台、堤燈そして近代のランプ、懐中電灯まで展示されています。

奥会津博物館 南郷館 奥会津博物館 南郷館

 

《 奥会津の麻織用具と麻製品 》(昭和55年(1980年)度 福島県有形民俗文化財指定)

江戸時代から麻は、南会津(奥会津)地方の主要な衣料として重要な役割を果たしてきました。
しかし、生活様式や社会状勢の急激な変化にともない、その用具類や栽培過程などが捨てられ、忘れられてきました。これら、麻に関する用具類と製品を収集しました。

奥会津博物館 南郷館

 

《 南郷の歌舞伎衣装 》(平成17年(2005年)度 福島県有形民俗文化財指定)

南郷地域でも地芝居は昭和20年代(1945年~1954年ころ)まで盛んに行われていたそうです。中丸家から寄贈された鳥帽子入れには、文政年間に歌舞伎衣装を購入していたことを裏付ける重要な資料が残されています。

奥会津博物館 南郷館

 

《 斉藤家 》(昭和53年(1978年)度 南会津町指定重要文化財)

保存・展示されている斉藤家は、天明時代(1780年代)に建てられたもので、江戸後期中流農家の曲り屋だそうです。移築前は南会津町界にあって斉藤力氏の居宅でした。

奥会津博物館 南郷館 奥会津博物館 南郷館

 

《 奥会津の屋根葺用具と火伏せの呪具 》(平成5年(1993年)度 福島県有形民俗文化財指定)

かつては南郷地域の風物詩であった茅屋根の葺き替え作業は、建築様式等の変化とともにほとんど見られなくなりました。時代の流れの中で失われつつある「屋根葺き職人用具」と、火除けと子孫繁栄を願い棟木に奉納される木伏せの呪具を展示しています。

 

《 山内家 》(昭和53年(1978年)度 福島県指定重要文化財)

この山内家住宅は南会津鴇巣にあった山内一之氏の居宅で、宝暦3年(1753年)代の建築と伝えられています。当時、鴇巣村の名主をつとめた上流農家であり、御蔵入田島代巡視のときの宿泊所にあてられました。

 

このページの
トップヘ