深い山々を縫うように流れる只見川。その渓谷に沿って走り、時に只見川を渡るJR只見線は、その美しい光景で鉄道ファンのみならず、海外のみなさんも魅了してやみません。

白地に緑のラインのキハ40系のやや古めかしい列車は、ローカル感を際立たせていましたが、2020/3/14（土）のダイヤ改正で、キハ40系はキハE120形という車両に置き換えられてしまいます。これを惜しむファンはとても多く、「ありがとうキハ40」と題したイベントやツアーがいろいろ企画されています。

でも、只見線がなくなってしまうわけではありません。というより、不通になっている会津川口駅と只見駅間の工事が進み、2021年度には会津若松駅から新潟県小出駅まで全線復旧するというとても嬉しいニュースが待っています。

キハ40が走らなくなるのは寂しいけれど、全線復旧するのはとてつもなく嬉しい、というなんとも言えない不思議な気持ちで只見線に乗ってきました。スナップ写真で何枚かご紹介します。

西若松駅から乗ったのですが、始発にもかかわらずクロスシートの席は全てお客さんが座っていました。ちょっと観察してみると、ほぼ全員が鉄道ファンとおぼしきみなさん。大きいカメラを持っていました。

ロングシートの車両に座りましたが、こちらもほぼ鉄道ファンのようでした。

6:06西若松駅 西若松駅から乗ったのは私1人

6:23根岸駅付近 夜明けの太陽とちょっとだけ磐梯山

6:27新鶴駅付近 ロングシート車両の車内の様子

6:42会津坂下駅 行き違いの上り列車の後ろ姿

7:33会津宮下駅 行き違いの上り列車と2ショット

8:04会津中川駅付近 車窓の景色を楽しむ鉄道ファン

会津川口駅に到着。外に出ると、暖かい列車から降りてきた身にはこたえる寒さ。あとで調べましたが気温は－2℃。水たまりは完全に凍っていました。

ベージュ色のマイクロバスは、不通区間の会津川口駅と只見駅間を結ぶ代行バス。今日はラッピングバスが待っていました。

姫ます寿司弁当を楽しみにしていたのですが、キャンペーンは2月で終了し、姫ます寿司弁当も一旦終わりとのことでした。残念。

乗ってきた列車が折り返し会津川口駅8:34発 会津若松駅行に。

写真を撮れそうなのが今日が最後なので、いろいろな角度からかなりたくさん撮りました。

ホームに渡る途中、斜めから

ホームに渡る途中、正面から

ホームの端から

写真を撮る鉄道ファン

乗務員さんとキハ40

会津川口駅で出発を待つキハ40

このきっぷには「キハ40」のことなんか何も書かれていませんが、只見線キハ40に最後のほうで乗った記念としてとっておこうと思います。

※写真は歳時記の郷 奥会津さんのFBより

《 福島県が発信している只見線の動画 》

福島県が発信している只見線の動画を5本紹介します。