常楽院 マリア観音(じょうらくいん まりあかんのん)

福米沢の常楽院境内の一隅にあります。総高が135.8㎝、像高44.4㎝あり、頭より衣をかぶり、正面に十字を陽刻しています。天衣、条帛をかけ、両手は屈臂し腹前で子供を抱いています。裳をつけ、右足を前に結跏趺座しています。台座は文化4年(1807)に現在の子安観音像を安置するために造立されたものと思われ、子安観音像の造立は文化4年以前と考えられています。 この像の額に十字があるところから、戦後、この像を「マリア観音」と見るようになったと言われています。
- 住所
- 〒967-0023 福島県南会津郡南会津町福米沢宮ノ前1392
- TEL
- 0241-62-3000
- 営業時間
会津は隠れキリシタンの名残が各所にあり、常楽院境内の一隅にあるこの子安観音像も「マリア観音」と呼ばれています。
ずきんで隠れた額には十字がきってあり、抱いている子はキリストではないかと推測されます。