

江戸時代、南会津地域全体が幕府の直轄地(天領)だった頃には
この地域で農民歌舞伎が盛んに行われていました。
このあたりは地区ごとに歌舞伎一座があり、それぞれが技や衣装を競い合っていたのだそうです。
江戸からは程遠く、冬は深い雪に閉ざされるこの地で、
農民たちにとって歌舞伎は唯一といっても良い娯楽だったといいます。
地域の人々が協力しあい、一人ひとりが舞台の役割を担い、各地が楽しく競い合ってその技術などを磨きました。
その当時の賑やかさ、素朴ながら華やかな舞台の様子が目に浮かぶ「大桃の舞台」。
この地方独特の「兜(かぶと)造り」と呼ばれる茅葺屋根で、どっしりとした構えに
地域の人々の歌舞伎への情熱の深さが忍ばれます。
(現在の建物は明治に再建されたもの。地域の人々が今でも大切に維持管理しています。)
この大桃の舞台を守り伝えていこうと、毎年1回、この舞台でイベント【大桃の夢舞台】が開かれています。
南会津地域で行われる、日本三大祗園祭のひとつである「会津田島祗園祭」で上演される子供歌舞伎や、
地域に伝わる民俗芸能、若い世代の音楽家を招いての和楽器の演奏など、
山々に抱かれひっそりと佇む歴史建造物が、年に一度だけ華やかな空気に包まれます。
【2012年8月の大桃の夢舞台の様子】
↓ブログでもイベントの様子をお伝えしています
http://www.aizu-concierge.com/blog/article/10412/
【お問い合わせ】 南会津町観光物産協会伊南観光センター TEL.0241-76-2517


