


今年もJR只見線にSLがやってきました。山々が赤や黄色に彩られた11/8(土)・9(日)の2日間、会津若松と会津川口の間を大勢の乗客を乗せて、元気に1日1往復しました。取材した11/8(土)は気持ちいい青空が広がっていました。
会津若松駅では出発セレモニーが行われましたが、今年の1日駅長さんはどうやらちびっこ駅長ではなさそうです。白の駅長服が似合う、ショートカットのスラリとした女性は只見高校の生徒さんだそうです。2011年の豪雨災害で、会津川口と只見間の不通が続く只見線ですので、このSLが只見に行くことは今のところありません。でも、早期全線復旧を願って只見町から元気に参加してくれました。
汽笛を高らかに鳴らし、シュッシュッと会津若松駅を9:18に出発。西若松、会津高田、会津坂下、会津柳津、会津宮下に停まりながら終点の会津川口駅を目指します。真ん中の写真は会津高田駅ですが、列車の外に突然これが現れたら驚きますよね。会津美里町のゆるキャラ”あいづじげん”くんです。目の周りの黒は、会津美里町の形をしています。右は、会津坂下駅に停車中の様子です。
会津坂下駅を10:14に出発すると、青いはっぴを着た数名の男の子と女の子が列車内に。柳津町のおもてなし隊として柳津中学校の生徒さんたちが車内を回っています。柳津町のパンフレット、そして名物あわまんじゅうを乗客のみなさんに配りながら、柳津町をPRしていました。
写真を加工しているわけではありません。本当にこういう黄色いおまんじゅうなんです。黄色の粒々が粟で、プチプチとした食感とこし餡がグー。
さて、この2枚の写真は会津柳津駅。展示してあるC11と入線するC11の2ショットです。展示してあるC11はこの日に備えてつい先日塗り直しました。右の写真はというと、列車内から展示してあるC11を撮影したものです。
会津柳津駅では、ほとんどの乗客が駅に降り立ちます。それは、石炭と水の補給シーンを写真に撮るため。SLって、本当に石炭を燃やして走っているんですね。赤々と燃えるボイラーがその証拠です。
右の写真は、会津柳津駅を出発したSLを待ち構えている撮り鉄のみなさん。滝谷駅の少し手前です。
こちらは、群馬県太田市からお越しのご家族。朝4時に太田市を出発して、7時頃に会津若松に着いたそうです。喜多方ラーメンの朝ラー(朝食にラーメン)しようと目論んでいたけど、時間的に諦めましたと。
お父さんも鉄道は好きだけど、それ以上にお子さんがハマってしまったそうです。重連のSL(SLを2両連結)を見に行ってからは鉄道マニアに一層磨きがかかると共に、SL大好きっ子になってしまいましたと。窓際の模型がそれを物語っています。
只見線を旅するのはこれで3度目、昨年はトロッコ列車風っ子でのんびり旅を楽しんだそうです。いつ乗っても、よそでは体験できないおもてなしの気持ちがとても嬉しいとおっしゃっていました。
今夜は喜多方市の熱塩温泉で1泊して、会津の旅を満喫するそうです。
お話しを伺ったもう1組がこちらのご夫婦。千葉県の柏市を4時半に出発して日帰りだそうです。鉄道マニアなのは旦那さん。手に持っているのは車内で記念に配られた石炭です。すごく嬉しそうでした。
奥様はというと、旅は好きだけれど、鉄道マニアというほどではない、けど、釣りマニアなんだそうです。川釣りが好きで1人でもちょくちょく出かけると。ここのところ旦那さんが奥様の釣りに付き合ったので、今回は奥様が乗り鉄の旦那さんに付き合ったんだそうです。かといって、無理して付き合ったわけではなく、川をゆっくり眺められる只見線の旅は、川と釣りが好きな奥様にとっても楽しい旅になるとのこと。お話を伺っている間も、奥様はほとんど外(川)を眺めていらっしゃいました。
ちなみに、旦那さんは明日の切符も手に入れていて、今日も日帰り、明日も日帰りでSL只見線紅葉号に乗るんだそうです!!!
左と真ん中の写真は、列車内で撮影したもの。左はSLの後姿ですが、こんなふうに見えるんですね。真ん中は、磨き上げられた木製の扉や枠が古さの中に美しさを感じさせてくれます。
そうこうしているうちに、SLは終点の会津川口駅に11:52に到着しました。
会津川口で鉄道マニアのみならず、カメラを持った多くの人が集まるスポットがあります。それが転車台です。今度は会津若松駅へ向かって走るSLの向きを変えるのが転車台。しかも、今となっては珍しい人力の転車台にSLが載り、回転するシーンを見逃すわけにはいきません。
ゆっくりゆっくり転車台へと進んできたC11。準備ができたら、押します!右の写真のスーツの2人を見るとわかりますよね。押します!目いっぱい押します!
片側3人ずつ、計6人で転車台を180°回転させます。回転させている間中、シャッター音が鳴り続けます。向きを変えたSLはゆっくり転車台を離れ、来た時とは反対の客車に連結されます。
転車台でSLが回転する動画をFBページ「只見線便り」でご覧いただけます。https://www.facebook.com/video.php?v=1407326556171180
復路は会津川口発14:10、会津若松着16:46、約2時間半ののんびり旅です。今度は列車内からではなく、走るSLの撮影にチャレンジ!でも、普通のデジカメ、三脚なしの素人撮影です。会津水沼駅と早戸駅の間の眼鏡橋です。左の写真は、連写モードでシャッターを切りましたが、切るのが早すぎました。右の写真は連写モードではありませんが、やはり早すぎました。次にシャッターを切った時には客車でした。
下の2枚は有名な第2橋梁での写真。橋梁を渡る只見線の写真で外しちゃいけないのが、水鏡(川面)に映る列車の姿で、実際の列車と水鏡の列車がセットとも言える、と鉄道写真家の方がおっしゃっています。でも、シャッターのタイミングを合わせるのに精一杯で、どちらからのアングルも水鏡に映るSLは入っていませんでした。とはいえ、普通のデジカメでもこれぐらいなら撮影することができます。みなさんもぜひチャレンジしてみては。
乗ってよし、撮ってよし、見てよし、音を聞いてよし、この次は煙をたなびかせて走るSL只見線紅葉号で只見線の旅を楽しんでください。