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「おいでよ!南会津。」山ガールがゆく " 尾瀬国立公園 田代山登山に挑戦!"
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最初から傾斜のきつい階段が続いていますが、しばらく行ったところに「最後の水場」との表示がありました。冷たくて透明な水で喉を潤してひと休みしてから、この先に待ち受けるであろう戦いに挑みました。
しかし、ここで残念ながら山ガールの一人が下山する事になりました。想像以上にハードな山登りでしたので、体調を考慮して大事をとっての決断でした。。。 彼女は、人一倍張り切って田代山登山に臨んでいたので、苦渋の決断でした。 自然は、癒しや安らぎを与えてくれる場所でもありますが、厳しさをも兼ね備えた場所でもあります。
これは、ネズコの大木が絡み合った「熊穴」だそうです!この穴の中で熊が冬眠していたとは、びっくり…確かに、熊の一家が過ごせる程の大きな穴でありました。
この先にも、階段がまだまだ続きます。”暑くて”ツライというスタッフMと、”体力的に”ツライという私は偶然にも同じ誕生日でした。日にちが同じというだけで、10歳もの差は埋められませんでした。
純白のアジサイのような「ノリウツギ」(左)
葉緑素を持たないという珍しいギンリョウソウ(左)は、光合成をおこなわないので全体が真っ白です。 腐生植物とよばれ、菌根を形成し、生活に必要な有機物を菌類から得ることで生活をしているようです。こんな植物に出会ったのは、生まれて初めてです!
だんだん山頂に近づくと、見晴らしも良くなって近くの山々を見渡すように視界が広がります。登っては休み、登っては休み…すれ違う人には、あとどの位なのか聞かずにはいられませんでした。もはや”山ガール”だからと言って女子トークで盛り上がれるような余裕は全くありません。 登っては休み、登っては休み…しばらく苦しい戦いが続きました。
そんな折…さすがガイドの星さんは、山歩きを楽しまれて余裕の表情です。 「登山の魅力とは何か?」 と不躾ながら聞いてしまいました。「それは、やっぱり山頂での達成感と山にしか咲かない植物を見られる事。そして、自然の中にいる事が好きなんだ」と話してくださいました。
「だんだん空が近くなってきた!」とその先に待つ”天空の楽園” を待ち望みながら最後の力をふりしぼってり続けます。歩くこと、1時間半いよいよ山頂まで500メートルまで辿り着きました。 山頂に近づくほど辺りの木々は少なくなります。雪や風により折れてしまうようです。
そこには「小田代」 と呼ばれる、頂上かと錯覚してしまう程の美しい湿原が広がっています。 一面に咲いている黄色い花は「キンコウカ」。ふわふわと「ワタスゲ」も咲いていました。 高山植物の宝庫ともよばれているので、多くの植物が見られる6月に訪れる人が多いようです。
曇り空の為、辺りの山々まで見渡す事が出来なかったのは残念です。 7月~8月は午後の天気が急変して土砂降りの雨と雷が鳴る事が多いそうです。
木道には、踏んでしまうのではないか?と思う程の 沢山のアキアカネトンボが止まっていて、歩くたびに沢山のトンボが舞い上がります。こんな光景が見られるのも、山登りならではです。 そして、ようやく山頂に着きました!約2時間かかりました。
田んぼや湿原を「田代」と呼ぶ事から名づけられた「田代山」の特徴である見渡す限りの湿原は、全国でも珍しい景観です。この湿原は、雪や雨による水分と水はけの悪い地層によってできたようです。
「池塘」と呼ばれる池です。
ゴゼンタチバナ(左)とモウセンゴケ(右) モウセンゴケは、葉の表面に密生する紅紫色の腺毛から粘液を出し、虫を捕らえます。
田代山の頂上にある湿原は、全国でも珍しい景観として有名です。 昔から様々な神事が行われ、江戸時代には田代神社が祀られ雨乞いなどが行われました。 1912年には、弘法大師の像が山頂に祀られお堂が建てられました。 また、「天狗の庭」とよばれる一角もあり、小天狗が山に登ってきた人を驚かせていたという伝説も残る不思議な場所でもあります。 ずっと見ていたい程の素晴らしい眺めが広がっていました。
アオモリトドマツの樹皮に爪を立てると樹液のような液体が出てきます。 これは、「ヒノキチオール」と呼ばれる成分です。 爽快な香が広がり気分もスッキリ!! 山里の人々の間では古くから「ヒバの不思議」として樹液が火傷や切傷の薬として利用されてきたそうです。薬効は、強力な殺菌・抗菌作用、炎症を鎮める優れた消炎作用、強い皮膚浸透作用など。
山頂でのお楽しみは、美味しいランチ♪ そして、食後のデザートには…田代山の山頂に辿り着いたら皆で食べようと思い、きらら289に立ち寄った時に購入しました。重くなるかな?と少し考えましたが、帰りは無くなるし美味しいものの為ならと、山登りにお供させることに決めました。
柔らかいから皮は手で剥けるかな?なんて話をしていると、案内人の星さんと、ピチピチの山ガールも♪皮ごと丸かじりすると言い…目から鱗です。 胃腸の調子を整えたり、美肌効果もこの皮の部分に薬効が凝縮しているようで、山頂で桃の丸かじりも体験しました。 旬の桃は、みずみずしくてジューシーで山登りで疲れた体に甘い果汁が嬉しい美味しさでした。 と、ゆっくり味わっている間に…雷の音が響き、いそいそと帰り支度を整えて下山の路を急ぎました。
下りは、登り程の辛さはありませんが膝に負担がかかりやすいので、しっかりと踵から地面に着き膝を曲げるようにとのアドバイスを頂いた頃には、もう既に膝が痛くなっていました。 山には、畏怖の念を抱かずにはいられません。 そんな登山の後は・・・ 「温泉」で疲れを癒します。もう4時間にも及ぶ登山でボロボロになっていた私。藁をもすがる想いで辿り着きました。 一方、ピチピチの山ガールはというと…「そんなに疲れましたか?私は、むしろスッキリ爽快気分です!」と言い放ち、これがジェネレーションギャップ?というものかと、痛感させられました。
木賊温泉「広瀬の湯」は共同温泉です。木賊温泉は、温泉好きには有名な秘湯です。
初心者なのに高望みしてしまったような「山ガールデビュー」でしたが、最初のハードルが高かった分次の挑戦時には、学んだ事を生かして、無理なく余裕を持って臨みたいと思います。 案内人の星さん、お付き合い頂きまして本当にありがとうございました!!
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