
南会津町伊南地区大桃集落、駒嶽神社の境内にある「大桃の夢舞台」は、全国でも珍しい兜造りの茅葺き屋根を持つ舞台です。
現在の建物は明治28年(1895年)に再建されたものですが、江戸時代、南会津が幕府の天領として栄えた頃の名残で、農民歌舞伎が上演されたそうです。
そんな歴史ある舞台。ふだんは静かな大桃集落で、年に一回、熱演が催される日。
この日は集落の方々が朝から準備に追われていました。
公演が行われるのは午後4時。暑さがひと段落した午後3時頃から、観覧のお客さんが集まってきます。
大桃の舞台は国指定の重要有形民俗文化財に登録されています。
カメラマンさん方も準備万端
4時からの舞台ではまず地元の素人芸能として古くから親しまれてきた「青柳の笠踊りが披露されました。
本番前夜の練習で熱が入りすぎ、今日は若干の筋肉痛とふしぶしの痛みをおしての公演だとか(笑)
続いて、現役音大生による筝(そう)と篠笛(しのぶえ)の演奏。
桐朋学園芸術短期大学の学生さんたちは、年に数回、アウトリーチ(小学校での音楽鑑賞会)を行うことで南会津と交流を行っています。
ふだん生で聴く機会の少ない筝(お琴のことです)と篠笛の演奏は、周囲のせみの声とあいまって
なんともいえない雰囲気で会場を魅了します。
そして、肌に感じる空気が少し涼しくなってきた午後5時半、田島祇園祭屋台歌舞伎の始まりです。
稽古を積んできた子ども達の熱演に、会場中から大きな拍手が贈られました。
前日は前夜祭としてフォークソングのコンサートも行われたようです。
ジャンルを問わず、新旧を問わず、さまざまな芸術がこの舞台を彩り、観客が集まることで、
ますます南会津が活気づいてくるはず!
そんな可能性を秘めた舞台でした。(*^_^*)