


只見町の『水あめ』作りの動画をUPしました
雪深い1月の南会津只見町。大倉地区の三瓶(さんべ)さんのお宅におじゃまして、只見町に昔から伝わる『水あめ』作りを
取材しました。
只見町では古くから、冬になるともち米と麦芽を使った水あめを作ってきたそうです。自然素材100%の水あめは、優しい
甘さで、体も心もホッとさせてくれます。
また、「あめよばれ」という習慣があり、水あめができると各家庭で1回ずつは呼んで呼ばれて、水あめを振舞ってきたそう
です。ただ、水あめを作る方々の高齢化や、重い鍋を持ったり煮詰めたりと大変な作業があるので、最近では「あめよばれ」
の習慣も少なくなってきたそうです。
【作り方】
①あらかじめ水につけておいたもち米をふかす。
②ふかしたもち米にお湯を入れてお粥状にする(4升のもち米なら5升のお湯)。
③麦芽もやしをふきんに包み、ぬるま湯で揉みだす。
※麦芽もやし:発芽させた麦を乾燥させてくだいたもの。
④もち米に搾りだした白濁液をかけながら混ぜる。
⑤もち米がとろとろになってきたら70~75℃で保温したまま7~8時間放置。
⑥もち米は下に沈んでいるので上澄みをすくい取る。
⑦もち米をざるの上で搾る。
⑧上澄みと搾った汁を火にかけて一旦煮立たせる。
⑨ふきんで漉したあと、煮詰めていけば完成。
文字にしてしまうと簡単そうに思える水あめ作りですが、温度の管理や麦芽の量など、受け継いできた経験と勘がものを
いう作業です。各家庭で作り方も少しずつ違うようですので、水あめはその家ごとの甘さや味だそうです。また、昔から
ぜんそくなどにも良いと言われているそうです。
ちなみに、なぜ水あめができるのかネットで調べたら、
・もち米のデンプンを麦芽に含まれるアミラーゼという消化酵素が糖に分解する。
・糖とは、麦芽糖・デキストリン・ブドウ糖などのことで、これらの糖が甘み。
・水あめは粘性と保水性のあるデキストリンが多い状態。
・もち米を絞ったあと一旦煮立たせるのはアミラーゼによる分解を止めるため。
ということだそうです。
基本的にデンプンとアミラーゼがあれば水あめはできますので、ジャガイモやサツマイモをデンプンとして使ったり、
麦芽ではなくて同じく消化酵素アミラーゼを含む大根おろしを使う地方もあるそうです。
只見町の水あめは一般家庭で楽しまれている水あめですが、只見観光まちづくり協会さんから「たぐり飴」(ヤマサ商店)
という名前でお取り寄せもできます。もしくはご自分で水あめ作りにチャレンジするのもいいかも!
只見観光まちづくり協会 http://www.tadami-net.com/html/tadamiitupin.html