7/27（土）に、只見町の山あいの小さな集落「布沢地区」にある龍泉寺境内で『お地蔵様まつり』が開催されます。

このお祭りは、龍泉寺にある子どもを守るとされる子安地蔵尊菩薩をまつるお祭りです。50年前に一度途絶えましたが、4年前に布沢地区、ふざわ楽しさと元気づくりのみんなの会、ほっとランド･フォレスト只見、宇都宮大学D-フレンズなどが中心となって復活させました。

夕方6:30に約千本のろうそくが境内までの道で灯され、幻想的な景観と雰囲気の中、お祭りが執り行われます。小さな集落の小さなお祭りにぜひお越しください。

《 只見町布沢地区の話題 》

2018年は戊辰戦争から150年という節目の年でした。激戦地だった会津地方各地には戊辰戦争の史跡が今も残っています。お地蔵様まつりが行われる龍泉寺には「新政府軍加賀藩士太田治右衛門の墓」があります。

「御蔵入（おくらいり）」とは、江戸時代の幕府直轄領の名称で、現在の南会津町田島地区を中心とした広い地域です。只見町布沢地区には、会津藩主保科正之公によって定められた御蔵入三十三観音の第6番札所「浮島堂」があります。

お地蔵様まつりの駐車場として開放される「森林の分校ふざわ」は、廃校になった旧分校を改装し、山村暮らしの宿泊体験ができる施設です。宿泊の他にも、布沢・坂田集落のフィールドで、恵みの森の沢歩き、癒しの森のトレッキング、集落での農業体験や炭焼き体験などの体験メニューがあります。