震災の年に新規就農

高校までは、南会津町の田島にいて、卒業して岩手県の大学に行き、その後も岩手県で就職し、19年間生活していましたが、30後半になり、実家の両親も歳をとり、兄妹誰かが帰ってこなくてはいけない状況になった。兄妹の中で、家も買ってなくて（社宅だったため）動きやすいってことで、帰ることになったそうです。帰るのは、いいけども、妻は、岩手の人だし、移住するまでは、妻の説得に大変だったとか。やっぱり1番びっくりしたのが、雪の多さ！同じ南会津町の田島の雪は知っていたが、ここ南郷地区や只見の雪の多さは経験がなかったので、びっくりしました。でも、雪は嫌いじゃないので、逆に、雪を楽しむようにしています。今住んでいる所は、水根沢集落というところで、15~16世帯の小さな村です。その集落で、「共同作業」的なものが、周期的にあるのですが、それには欠かさず出席したり、冬はもちろん除雪作業のお手伝いもします。そうして顔を出すうちに、村人たちとの親交も深まりました。一人暮らしの高齢者の方も多いので、村の人たちの役に立てればと、常々考えています。