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スタッフブログ

2017/12/05 12:00

【はじめよう田舎暮らし】南会津町 原さん

  

 

 

  はじめよう 田舎暮らし 39

     

 

 

 

 


 

 原 良江さん       

                             

【茨城県土浦市と南会津町の二地域居住】

 

 今回の「はじめよう田舎暮らし」では、茨城県土浦市と南会津町の二地域居住をされている

原良江さんにお話を伺いました。

 

 

 南会津町を選んだきかっけは・・・                

 

原さんのご主人には「囲炉裏を囲んで皆でお酒を飲みたい」という夢があり、自宅に囲炉裏を作りたいという事を夫婦で考えていました。

 囲炉裏のある民宿が南会津町にあったので、気に入って通うようになりました。年に1~2回、10年位通っていました。すると、そこで働く従業員さんから古民家の空き家を紹介してもらいました。特に南会津で探していたわけではありませんでしたが「住んでみない?」といわれて思わず「いいよ!」と返事をした事がきっかけでした。

 

 

 二地域暮らしについて・・・                    

 

この場所に来るのには 自宅から3時間半かかりますが、前の日の夜は、遠足の前の小学生のようにワクワクした気持ちで楽しみにしています。途中の景色を見るのも、とても綺麗で気に入っています。そして、量販センターの看板も無いような南会津の町並みが好きです。

この場所が、自分に合っているような気がします。

築150年の古民家の外観はそのままに、一部だけを理想のスタイルにリフォームしました。

特徴的なのは、一角を全面窓ガラスにして渓流沿いの風景を自宅から見えるようにしています。特殊な素材を使用した強化ガラス張りにして、冬もこのままの状態です。高さも計算してつくられたカウンターテーブルに座ると外の景色が一面に広がり、お洒落な古民家カフェのような雰囲気です。薪ストーブの優しい温もりに包まれながら、四季折々の美しさを眺められるこだわりの造りです。

 

 

 

この場所にいると「生きてるんだな!」という事を強く実感する事が出来ます。

美しい空気と綺麗な水、都会では星を探さないと見られないくらいですが、ここでは星のほうから目に飛び込んでくるような満天の星空の輝きで、本当に素晴らしいなと感動しています。

春は、この辺りでは桜も梅も同時に咲きます。夏には蛍がみられて、9月に開催される「南郷まつり」があります。最後に花火が打ち上げられますが、それを見上げる地元の人々の嬉しそうな顔を見るのが好きです。とっても良い顔をしています。秋の紅葉も、冬の雪の美しさも目に入るもの全てがとても新鮮に感じられました。

地元の人達が一生懸命にやっている事を、自分も同じように一生懸命にやろうと思いました。

草刈や雪かきなど、皆と同じような日常を過ごすようにしています。

毎日住んでいるわけは無いので、草が伸びきっていたりしないように気をつけています。

 

 

 「南郷刺し子」との出会いと現在の活動               

 

旅行に行くと必ず、その土地の歴史や文化などを知る事が出来るので博物館やスーパーに行きます。資料館で「南郷刺し子」を知って、やってみたいと思うようになりました。

 地元の人に教えて欲しいと聞いてみても、分からないという人が多く途方に暮れていました。

地域の文化祭があり、発表会の場で「南郷刺し子」の半纏と座布団の写真を飾ってもらいましたが、全く反応がありませんでした。そこで、「実際に半纏を作らなければいけない」と思うようになり、見よう見まねでつくりました。分からない事も多く、資料館の方や地元の方にに協力してもらい、翌年の文化祭には、やっと1着を作りあげる事が出来ました。

そうすると、地元の婦人会の方々に声をかけられて教えてほしいと言われるようになりました。

まだ1着しか作った事がなく、自分の方が教えて欲しいというような思いでしたが、皆で作る事になり、その翌年の文化祭には10着の南郷刺し子の半纏が出来上がりました。 みんなの頑張りに感動して涙が出ました。その後「南郷刺し子会」が誕生して現在も活動を続けています。

 

 

 

 

現在は、南郷地区で1歳の誕生日を迎えた子供達に毎年「南郷刺し子」の半纏をプレゼントしています。だいたい4歳くらいまで着る事が出来るサイズで、着られなくなったらお母さんが巾着袋にリメイクして長く使ってくれる人もいるそうです。

 

 

南郷刺し子の特徴のひとつである文様。子供達にプレゼントする半纏の文様には「麻の葉」の文様を用いています。麻の葉は、丈夫で成長の早いことになぞらえた健やかな成長への願いが込められています。魔除けの意味もあるそうです。

その他にも沢山の種類の文様があり、家庭円満、商売繁盛、五穀豊穣などの願いが込められた文様に半纏を着る人への想いを込めて、一針一針縫っています。大人用の半纏では、約1年かけて南郷刺し子が完成します。時間のかかる地道な作業ですが、無理はしないように今の生活を優先にして、空いた時間を使っています。

 

 

 

 

 

毎年、町の文化祭に体験教室を開催していますが、自分よりも若い世代の方や子供達が来てくれたりすると、次世代へ繫ぐ事が出来たように感じられるので、とても嬉しいです。

みんなに背中を押されて始じめられる事が出来た活動なので、万が一南会津に来れなくなるような事があったとしても、南郷刺し子との関わりはずっと持ち続けていたいと思っています

 

 

 

 大変だった事など・・・                    

 

 

「雪かき」は、それは勿論大変ですが、地元の人たちに「雪と戦わずに、友達になって仲良くした方が良いよ。」と教えてもらいました。雪と遊ぶ事も教えてくれて、スノーモービルに乗せて

もらった事もありました。経験した事のない雪国での冬は、とても新鮮で楽しく過ごしています。

雪かきをするのは勿論疲れますが、スポーツジムに行くよりは良いかなと思っています。

 

非常勤の医師をしているご主人の勤務日に合わせて南会津に来ているので、地元の方々も「いつ来るのか」という事が分かっています。冬の積雪が多い日などは、車1台が駐車出来るよう家の前の雪かきを到着前に済ませておいてくれる地元の方などもいて、本当に感謝しています。

そんな人々の温かさとは、どこから来ているのだろう?と考えてみると、長く厳しい冬の時期も皆で助け合いながら過ごしているという長い年月の間に培われた文化なのだろうなと感じています。

 

 

 移住や二地域居住を考えている方へのアドバイス       

 

その場所を何度も訪れて、地元の人の話をよく聞いた方が良いと思います。地元に住んでいる人の目線は、移住しようとしている人の目線とは必ず違うので、良く話を聞いてみると参考になると思います。

 

 

 動画でもご紹介しています。ぜひご覧ください。

 

 

 

2012年に原さんと「南郷刺し子会」の皆様にインタビューさせていただいた動画です。

 

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