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スタッフブログ

2013/08/27 11:13

【これぞ南会津ブランド!】南会津町 舘岩の赤かぶ vol.1

 

これぞ南会津ブランド! 南会津町 舘岩の赤かぶ vol.1

 

 南会津町舘岩(たていわ)地区は、会津高原と呼ばれる標高の高い地域です。この土地柄を生かしてそばの栽培もさかんに行われていますが、おいでよ南会津でパワーレコメンドしたいのは、舘岩といえばやっぱり「赤かぶ」です!

 「舘岩の赤かぶ」と呼ばれて地元では知らない人はいない食材ですが、そのほとんどが地元で消費されてしまうので、地元の方以外が目にしたり口にする機会がほとんどありません。

 

鮮やかな赤紫

漬物にすると着色料無しでこんな色に!

 

  舘岩の赤かぶはその名の通り表面が赤い(さつまいものような赤紫に近い)のが特徴です。形はかぶと大根の中間のような感じ。太さは直径10cm前後とちょっと太めの大根くらいになります。そしてじつは、この舘岩の赤かぶは舘岩以外の土地で育てても赤くならないのだとか。えっ!ホント!?と思っちゃいますが、舘岩でしか栽培されていない品種(舘岩地区の昔からの在来種で地域外に種が出回らない)で科学的な実証を行う機会も無いので、地元の人も「そう言われてるけどな~、なんでだべな。(なんでだろうね)」と軽く話題にするくらいで、他の土地で色のどうこうは大きな問題ではないようです。希少性をウリにしたいわけではなく、ただ美味しいから毎年作って、食べる。それだけの事実があれば充分!ということですね。

 

作業の説明をしてくださった湯田さん

 

実際の作業を見せていただいた芳賀さん

 

 そんな赤かぶの取材で、舘岩の「ふれあい農園」さんにお邪魔しました。ここで芳賀さんと湯田さんにお話を伺います。

 

 まずは種まき。赤かぶはセルトレイやポットで育てて定植、ではなく、畑に直播(じかまき)します。そこで登場するのがこのマシン(といっても電気は通ってません)。

 透明なケースの部分に直径1~2mmの茶色い赤かぶの種が入っています(種の色は普通のかぶや大根と同じに見えます)、このマシンを転がしていくと、透明ケースの下のほうから少しずつ種が落ちていきます。その後ろに \ ←こんな感じでナナメに取り付けられている鉄板があって、これが周囲の土をならすことで種にうすく土がかかって、最後に後輪で軽く土をおさえることで、雨での流出や風で飛ばされるのを防ぐわけです。単純ながらよくできた装置です。

 

 手押し車のようにこれを押していくと、赤かぶの種の「すじまき(一直線に種をまく)」ができます

 

 芳賀さんに作業の様子を見せていただきます。コロコロコロコロ・・・・ひたすらマシンを押して畑の向こう岸へ。行きついたら、4~50cmの間隔をあけて、向こう岸からこちらへ再びコロコロコロコロ。手でやるよりは確実に楽で便利ですが、なかなかの「気の遠くなる作業」であることは間違いないようです。「もっと簡単に出来る便利な機械もあっけど(あるけど)、高ぇんだもの、買えねぇからウチではこれ使ってんだ。」湯田さんが高ぇたけぇと連呼するので、おそらく便利な機械は相当な高級品であると思われます。(笑) しかし、市場に出荷せず道の駅や地域の飲食店に納品するような規模の栽培では、合理性、経済性を考えて最も費用対効果の大きい方法を考えることも、栽培において必要な過程ですもんね。

 

 種まきが終わって3、4日もすると発芽するそうで、ちょうど4日前に種まきが済んでいる圃場があるということで見せていただきました。

え~と・・・(汗)よくわからないので拡大!→

かわいい双葉が芽を出しています。

 丈が3cmくらいまで育ったら、間引きの作業をします。株のあいだを15cmくらいにするために、余分な芽を摘み取っていきます。赤かぶは直径10cm前後まで育つので、大きく育てるために充分な間隔をあけて、良い芽だけを育てていくんですね。

 種まきは例年8月20日を過ぎた頃から始めるそうですが、ふれあい農園さんでは今年は実験的に8月初旬から数日間隔をあけて種まきを行っているとのこと。舘岩の赤かぶの成長過程を一度に見られるチャンス!とばかりにそちらの圃場にもお邪魔しました。

8月18日に種まきした畑(約1週間経過)→

 

ちょうど間引きできる丈まで育っています

 

8月13日種まき(約2週間経過)→

 

本葉が出て大きくなってきています

 

8月8日に種まき(約3週間経過)

土の中ではいよいよ赤かぶの成長が始まります

 

 舘岩の赤かぶは「在来種」なので、それぞれの家で育てる→種をとる→翌年その種をまく→育てる を繰り返しています。この、一見「当たり前」とも思える育て方は、今ではごく少なくなりました。ホームセンター等で販売されている野菜の種は、いわゆる「F1(えふわん)」と呼ばれる品種改良された一代種で、これを育てた作物から種を取って翌年まいても、うまく育ちません。それに対し、代々、できた作物から種を取ってまた次の年・・・とできる品種のことを「在来種」というわけです。もちろん、ずっとずっと昔からその地で受け継いできた「在来種」はありのままの自然な作物ではありますが、そのうちの何割かは発芽しなかったり、うまく育たなかったりします。品種改良された「F1種」は、発芽率や発育が良くなるよう改良されているので、高確率でカタチが良く味も良い作物を育てることができます。どちらにも良いところがあり、自分の目的に合ったものを「選ぶ」ことができる。先人たちの知恵が生きる、いい時代ですね。

 

 閑話休題。そんなわけで、「在来種」である赤かぶのDNAは、それぞれの家ごとに代々受け継いでいるんですね!ということは家によって味が違うということもありそうですね。「それはあるかもしれませんね。家によって実が固かったりやわらかかったりというのはありますよ。気候や土の違いもあるかもしれないけど」とのこと。当然、漬物にするにはやわらかい赤かぶのほうが美味。はたしてこちらの畑で育った赤かぶはどんな味でしょうか。

 

 赤かぶは、種まきして間引きをしたら、あとは収穫まで基本的に何も手をいれないそうです。しかも、9月の後半にはもう8月初旬に種まきした畑の収穫が始まるそうなので、次回の取材はいきなり収穫の様子をお伝えすることになりそうです。畑から現れる鮮やかな赤!次回をお楽しみに。

 

 

よろしければ動画もご覧ください♪

 

 

 

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