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スタッフブログ

2013/07/04 11:38

【これぞ南会津ブランド!】下郷町 戸赤集落の花豆 vol.3

 

これぞ南会津ブランド! 下郷町 戸赤集落の花豆 vol.3

 

1回目の種まき、2回目の定植に続き、今回は花豆のツルや枝の「誘引作業」を見せていただこうと、下郷町戸赤集落の渡部さんちにお邪魔しました。


戸赤集落は標高約630mと、南会津のなかでも高地に位置するところ。春は5月まで雪が降りましたが、最近は気温が高くなって農作物の生育も順調。戸赤集落の畑もにぎわってきました。

渡部さんの畑も緑がこんもりしています

じゃがいもの花は今がちょうど最盛期。

 

 花豆の取材での楽しみのひとつが、花が咲いた様子を見ること。赤い花がたくさん咲いてきれいだという話を聞いたことがあったので、ぜひともその花を見たいと思っていました。そしてこの日にお邪魔してみると「もう花が咲き始めたよ」とのこと。さっそく畑へ行ってみると、咲いてました~♪赤いかわいい花がたくさん咲いてます♪

 

緑が密集する畑のなかで、赤い花がきれいです

ただいまハチさんによる受粉作業真っ最中!

 花豆は、この花の色や咲いている様子が印象的なところから「花豆」という名前がついたと言われています。そのいわれを知って納得。たぶん「花豆」という名前が付く前の時代には、「あの赤い花が咲く豆」って言ってたはずですよね、きっと。緑が茂ってきて、畑もほとんど緑一面のこの時期、こんなに目立つ花は他にはありません。

 

 そんな印象的な色に誘われてか、はたまた美味しそうなミツの香りをかぎつけてか、ハチもたくさん飛んでいます。ミツバチに限らず親指サイズのクマバチの姿も!体は大きいけど心はやさしいので、よほど邪魔をしなければ刺される心配はありません。

 

 さて、かんじんの誘引作業ですが、「誘引」とは、その名の通り、手作業でツルの育つ方向を誘導する作業を指します。伸びてきたツルが自由奔放に育ってしまうと、ツルや葉が一か所に集中して、日当たりが悪くなったり湿気がこもったりします。それを防ぐためにネットにまんべんなく育っていくように道をつけてあげるんですね。今はまだたいぶスペースにゆとりがありますが、これからどんどん伸びてきて真夏にはアーチの中が真っ暗になってしまうほど。そうなると生育に影響が出てしまうので、誘引と合わせて適度に葉を落としたりという作業が夏から秋にかけて続きます。

 

 

 ツルをネットにまきつけていきます

 

夏になるとこのアーチいっぱいに葉が密集して真っ暗!

農薬を使わないので収穫までは虫との戦い!

 

カラスのいたずら。

 渡部さんの花豆は、農薬を使わない昔ながらの栽培方法で育てています。無農薬栽培は実際にやってみた人にしかわからない大変な苦労の連続。取材している最中にも、害虫のカメムシが花豆に寄ってきます。「ま~ったく、この虫が悪さして豆がダメになっちゃうんだ」とにこやかな笑顔をうかべながら、渡部さんが素手で虫をつかんで地面にたたきつけ、かかとで踏みつけた!農家さんへの取材を始めて3か月、この光景もそろそろ見慣れてきました(笑) 

 

 当たり前ですが、無農薬は「農薬を使わない」という事実だけではなく、なるべくカタチが良くておいしい作物を作るために、近寄ってくる虫を殺すことも日常茶飯事です。自然のままにしておけば必ず虫は寄ってきて、食べられたり形がいびつになることもあるし、病気にかかってしまったら治すのは難しく、収量が激減してしまうこともあります。適量の農薬を使って虫をよせつけずきれいな野菜を安定して供給するのか、多少の殺生は許容し、収量も「天候次第」とあきらめるか。というのは極端ですが、簡単に「無農薬で虫がついていなくて形がいい野菜じゃなきゃ嫌」と言ったり、なんでもかんでも「農薬は悪」と決めつけることだけはしてほしくないな、と、直接農家さんたちに取材し、毎日気を配りながら育てている姿を見ている私は切に願うのです。

 

 ちなみに、左の写真はカラスがいたずらしていったきゅうり。カラスは無農薬などとは関係なく畑を荒らしていきます。おそらくきゅうりはカラスの好物ではないので、ただ盗んでいたずらしただけですね。せっかく食べるんだったら全部残さず食べなさい!

 

 前回の定植作業のときに渡部さんが「これからは動物やら虫やらとのケンカだ!」って仰っていましたが、おいしい作物を無事に食卓に運ぶには、動物や虫との真剣勝負なんですね。明日あたり収穫しようかな、と思っているとその日の夜に熊やタヌキに食べられたり・・・。敵も美味しい野菜がここにあることは毎晩通ってわかっていますから、いつが収穫どきかもきちんと見極めています。「食うか食われるか」の世界です。(ちょっと違うか。)

 

 余談が多くなりましたが、花豆の畑を気を付けてみると、小さな実がつきはじめているところもありました。今はまだ直径7~8ミリ、長さ4~5センチほどのかわいい鞘ですが、これからどんどん大きくなって、1粒3センチものでっかい花豆がいくつも並んだでっかい鞘に成長します。

 花はこれから秋まで断続的に咲き続け、実も夏の終わり~秋にかけて少しずつ収穫していきます。

 

 取材が終わって築90年の立派なお宅でお茶をごちそうになっていると、「成田(千葉県)にいる娘が持ってきてくれたんだよ」といって「ぴーなっつ最中」をごちそうになりました。戸赤では花豆、成田では落花生、渡部さんの娘さんはなぜか豆と縁がつながっているのね、とちょっとほほえましく思いながら今回の取材は終了。次回は収穫の様子をお伝えしようと思います。ぴーなっつ最中おいしかったですよ!

 

 

 

 

花のあとにはかわいらしい実が。

 

千葉の名産・落花生のお菓子。

パッケージがかわいいっ!

 

 

★今回も取材の様子を動画にしました♪

 

 

 

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