これぞ南会津ブランド! 南会津町 南郷トマト vol.2 | |
4月12日に取材したときには何も出てなかったセルトレイ、10日後にお邪魔したらかわいい芽が出てました~♪ヽ(´∀`)メ(´∀`)メ(´∀`)ノ 4月10日に種まきしてから2日間は温度管理された暗い室内で芽出し(種に水分を含ませると、種が目を覚ましてちょこっとだけ芽を出します。ほんのちょびっとだけなので、土の上からはまだ何も見えません)して、4月12日に育苗用ハウスへ。その3日後(4月15日頃)には土の上に芽が顔を出し、22日に来てみたらここまで成長していました。 |
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種をまいてから12日後。もう、双葉のあいだからわずかに本葉が出始めています。 |
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12日にお邪魔した日の朝も雪が降りましたが、22日もまた積雪!Σ(Д゚;/)/ 気温が20度近く上がる日があったり雪が降ったり、この時期は気温・気候の変化が激しく、育苗は決して目を離すことができません。 前回からお世話になっている育苗担当の馬場さんに「今年は特に寒いんじゃないですか?」と聞いてみましたが、そうでもないようです。「雪に関して言えば、去年のほうが大変でしたね。ハウスに20センチくらい雪が積もっちゃって、夜中にあわててハウスの雪おろしをやりましたから。」とのこと。育苗ハウス施設に隣接するJA会津みなみの南郷地区事務所でも、職員さんが徹夜で常駐したそうです。 「この時期に雪が降ることは特別珍しいことではないので、ある程度の寒さは想定して生育のスケジュールを立ててます。もしかしたら、若松あたり(会津若松など比較的雪が少ない会津地方)の農家さんのほうが、この時期の雪は対応が大変なんじゃないかな」確かに!うちでは先日種まきしたコメの苗が寒さで育たなくてアワアワしてます(←喜多方出身のスタッフ談) トマトの苗は、ここからもうしばらくはこのハウスの中で育てて、5月の初旬には各農家さんへ届けられることになります。それまでは馬場さんの管理のもと、このあったかいハウスの中でまさしく「温室育ち」で大きくなっていきます。馬場さんの責任ある大仕事もあと少しですね!
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苗が届けられると、各農家では「接ぎ木」という作業を行います。病気に強い品種を「台木(だいぎ=この苗が土台となります)」とし、その上に「穂木(ほぎ=これが実が成る品種。南郷トマトの場合は桃太郎)」をつなぎ合わせます。 接ぎ木をする理由は「台木の種類によって地上部の大きさ,結実までの期間,種々の不良環境に対する適応性が異なる」等と言われますが、簡単に言えば「接ぎ木したほうが丈夫に育ち、おいしい実が成る♪」ということのようです。 「必ず接ぎ木しなきゃいけないっていうのではないですけどね。でも、このまま穂木だけで育てても、よく育たないんですよ」とのこと。トマトは特に病害虫から守るために接ぎ木をするそうです。ちなみにきゅうりも接ぎ木する野菜です。台木にはカボチャが使われます。
・・・とここで早々に接ぎ木の話をしちゃいましたが、接ぎ木の作業はもうちょっと先の話。もう少しここで苗を育ててから、各農家さんが手作業で接ぎ木をします。 その時の模様は、馬場さんのお宅で見せていただけることになりましたので、また次回もお楽しみに!
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苗はこのまま育てて実がなるのでではなく 「接ぎ木」という作業をします
馬場さん宅では、もんのすごい広大なトマトの圃場があるんだとか・・・何千という数の苗を接ぎ木するそうですよ!考えただけで気が遠くなる・・・ |
★今回も取材の様子をちょこっとだけ動画にしました♪
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