グルメ【スタッフが呑む – その八】会津酒造「山の井 黒」
(2020.12.28 09:00)
南会津では、豊かな大地の恵みと綺麗な水を活かして酒造りが行われています。日本酒、米焼酎、どぶろく・・・丹精込めて仕込んだお酒からは蔵人たちの情熱と愛が伝わってきます。
おいでよ!南会津。スタッフが、南会津のお酒を自分なりのシチュエーションで、南会津の肴で呑んだレポートです。個人それぞれの感性でお伝えしますので、やや主観的な表現かもしれませんが、どうぞご容赦ください。
会津酒造 |
創業は元禄年間(1668~1704年)。約330年の歴史と伝統がある酒蔵です。
名前は会津を代表するお酒という意味でつけられました。酒を醸すのは若い蔵元(渡部景大さん)。純米酒・吟醸酒ともに旨みのある味わいと、切れのあるのど越し、全般的に淡麗な中に旨みを感じる酒造りです。水は地下40mからくみ上げた超軟水を使用し、やわらかく丸いきれいなお酒が特徴です。 地域の自然環境を活かしながら、伝統を守りながらも最新の技術を導入した酒造りを行っています。 |
山の井 黒 |
アルコール度 15度 |
精米歩合 60% |
純米大吟醸・純米吟醸・純米酒をブレンド |
今回の「南会津の酒を呑む」シリーズはスタッフKです。
南会津の美味しいものと地酒を呑むシリーズも8回目。南会津で一番歴史のある酒蔵、会津酒造の「山の井 黒」をいただきます。純米大吟醸・純米吟醸・純米酒を独自にブレンドし、ブレンド酒ならではの旨みと奥深さがある、とのこと。
ちなみに、ラベルには「感じるままに飲んでください。」とあります。では、心を無にし、感性を研ぎ澄まし、身体のセンサーを最大限にして味わってみましょう。
今回の肴は、只見町目黒麹店さんの「塩こうじ」と、南会津町土っこ田島farmさんの「ホワイトアスパラドレッシング」です。
只見町にある目黒麹店さんは味噌を作る麹を担うお店として明治32年(1899年)に創業。現在では味噌のほか、麹、生ラーメンなどを販売しています。米麹ならではの甘みと豊かな香りが特徴とのこと。
土っこ田島farmさんは花卉栽培のほか、南会津の農産物を使った味噌、ジャム、ジュースなどの加工品を手がけています。アスパラは南会津ブランドの代表格として知られていますが、そのホワイトアスパラを贅沢に使用した「ホワイトアスパラドレッシング」です。
本格的な冬を迎えた会津。温かい料理が恋しくなりますので、悩んだすえにやっぱり「鍋」! 塩こうじと白だしのみの「塩こうじ鍋」を作りました。
白だしとコンソメの鍋を作ることはあるのですが、「塩こうじ鍋」は初めて。あっさりし過ぎるのかと思っていましたが、意外や意外、しっかりした味とほのかな甘みが鶏肉とたっぷり野菜を包み込んでくれました。
鶏肉を頬張って「山の井 黒」。野菜を口に運んで「山の井 黒」。スープを味わって「山の井 黒」。無限ループが止まりません。華やかな香りと、しっかりした米の旨みが料理を引き立てくれます。
こたつに入って、鍋をつつきながら、おいしいお酒・・・最高!
調子に乗ってどんどん作ります。「トマトと塩こうじのマリネ」、「ホワイトアスパラドレッシングサラダ」の2品を用意。
マリネの材料は、私の家で育てているミニトマトにイカとタコ。オリーブオイルをかけ塩こうじで和えました。塩こうじそのものが初体験だったので、検索しまくって発見したレシピです。甘すぎず辛すぎずの「山の井 黒」との相性もバッチリでした。
サラダは特にひねりはありません(笑)。ただ、「ホワイトアスパラドレッシング」にやや衝撃を受けました。アスパラの風味が口の中に広がります。くせがあるわけではなく、アスパラの旨みと香りが野菜たちに寄り添ってくれます。アスパラが好きというみなさんにはぜひお試しいただきたい!
南会津のお酒と肴は以上なのですが、手元にある「南郷トマトジュース(無塩)」をジーっと見つめているうちに、試してみたいという気持ちがふつふつと湧いてきました。
ビールをトマトジュースで割る「レッドアイ」というカクテルはご存知かと。では、日本酒とトマトジュースは??と思ってまたまた検索してみると、「レッドサン」というカクテルがあることがわかりました。
ということで、「山の井 黒」と「南郷トマトジュース」を1:1で。そういうカクテルがあるのはわかりましたが、実際はどうなんだろうという不安が少しよぎります。
・・・あっ!以外!飲みやすくて優しい味!くせになりそ!
健康に気を使わなくちゃいけない。でもお酒は呑みたい。今夜も呑んでしまった・・・そんな酒好きの罪悪感を少しだけやわらげてくれるかもしれません。
今回は会津酒造「山の井 黒」、目黒麹店「塩こうじ」、土っこ田島farm「ホワイトアスパラドレッシング」をご紹介しました。この記事を読んでググっと興味を持っていただけたら、慣れない料理にチャレンジしたかいがあるというもの。ぜひお試しください。
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