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スタッフがゆく2/9(土)大内宿雪まつり 1日目に行ってきました


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大内宿雪まつり

 

2/9(土)・10(日)の2日間、下郷町の大内宿で雪まつりが開催されました。

 

《 大内宿の歴史 》

大内宿は、会津城下と下野の国(しもつけのくに)(現栃木県日光市今市)を結ぶ全長130km(32里)の中で、会津城下から3番目の宿駅として1640年ごろ(寛永17年ころ)に整備された宿場町です。会津藩主の18回に及ぶ江戸参勤と江戸廻米の輸送のほか、当時会津藩と友好関係にあった米沢藩・新発田藩なども頻繁に利用した重要路線でした。また、以前の記録では、1590年(天正18年)に伊達政宗の小田原参陣の際に、豊臣秀吉の奥羽仕置きの際に大内宿を通行した記録が残っています。

大内宿雪まつり 大内宿雪まつり 大内宿雪まつり

近年では、1981年(昭和56年)に国の重要伝統的建造物群保存地区の指定を受け、街道の両脇に並ぶ約50軒の民家は、お土産店またはそば屋等の飲食店を開業し、農業から観光産業へと完全に切り替わってきました。年間約80万人の観光客が訪れる現在も、村・宿場の景観を未来の子供たちに引き継いで行くために、住民憲章を作り「売らない・貸さない・壊さない」の3原則を守り、景観の保存にと伝統的な屋根葺きの技術習得、継承に全員で取り組んでいます。

 

《 大内宿雪まつり 》

今年で33回を数える大内宿雪まつり。毎年2月第2土曜・日曜に開催されています。街道の両脇に雪灯ろうが作られ、訪れる観光客を出迎えてくれます。また、冬期間は休業しているお店が多いのですが、この2日間だけはほとんどの店が営業しています。

大内宿雪まつり
展望スポットから見た大内宿

大内宿雪まつり
夜になると雪灯ろうに火が灯されます

 

《 日本一の団子さし、具止餅ひろい 》

団子さしはみずきの木(団子の木)の枝に団子をさし、雪国会津の花のない季節に満開に花が咲いたようにし、豊作や無病息災を祈願します。本来は旧暦の小正月に行いますが、現在は新暦で行われることが多いようです。

3日ほど飾ったのち、団子汁にしたり、油で揚げて砂糖をまぶして食べたりします。

大内宿雪まつり
日本一の団子さし

大内宿雪まつり
みずきの木に団子をさします
みずきの木は、団子さしの木とも呼ばれます

大内宿雪まつり
縁起物ちして3日ほど飾ったのち、
団子汁などにして食べます。

 

大内宿雪まつり
葉を落としたみずきの木に色鮮やかな団子

大内宿雪まつり
水墨画の世界に色とりどりの花が咲いたよう

 

大内宿雪まつり
具止餅拾い

大内宿雪まつり
縁起物のみかんとお餅がまかれます

大内宿雪まつり
みかんの中には当たりくじが入っているかも

 

《 大内宿名物ねぎそば 》

今では大内宿を代表するグルメとして知られるねぎそばは、会津藩の藩主となった保科正之公が(1643年)、育った長野県高遠藩から持ち帰った辛み大根のそばが原型と言われています。現在はこの高遠そばを、長ネギ1本を箸がわりに用い、薬味をかねてねぎそばとして提供されています。

大内宿雪まつり
石原屋さんのねぎそばとじゅうねん餅

大内宿雪まつり
窓越しに見る大内宿の街並み

大内宿雪まつり
冬期間は休業日もあるので
事前にお問い合わせを

 

《 御神火載火(ごしんかたいか) 》

大内集落裏手の高倉神社で行われる神事で、祭壇から御神火をいただき、下帯姿の男性たちが集落内を走ります。本陣前の松明に火を灯すと花火大会が始まります。

大内宿雪まつり
高倉神社で松明にいただいた火を持ち、
集落内を1周します

大内宿雪まつり
荘厳で勇壮な神事です

 

 

《 花火大会 》

夜6:00、御神火載火の火が本陣前の松明に灯されると花火大会の始まりです。雪をかぶった茅葺き屋根や、周りの山々が赤や黄色に照らされ、神秘的な光景が広がります。

大内宿雪まつり

大内宿雪まつり

大内宿雪まつり

 

《 夜の大内宿 》

雪まつりの日は、店の明かりや灯ろうの明かりでだいぶ明るく見えます。

大内宿雪まつり
今年は小雪がちらつくお天気だったので、霞がかかったよう

大内宿雪まつり
昨年2018年の大内宿雪まつりの様子。
天気が良かったので、視界がクリアです。

 

来年は幻想的な光景を見にぜひお出かけください。

 

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